(注)前回の投稿の続きになりますので、初めて読まれる方は前回の第1話よりお読みください。
予定していた観光名所をいくつか諦め、ひたすら地獄谷 野猿公苑を目指して日本国道最高地点を通過したところまでが前回のお話でした。
国道最高地点という道の割にはかなり低いガードレールに不安を覚えながらの山下り。景色を楽しむ余裕もなく、当然写真も‥‥
山を下り、地獄谷 野猿公苑に近づくと予定していた渋温泉側ではなく、手前の上林温泉側からも行けそうな案内が‥ 時間の心配があったのでとりあえず右折する。
結果はこれが大失敗!こちらは駐車場に入れない徒歩専用のルートだったんです。
このような林道(ゆみち遊歩道と言うらしい)歩くこと25分
やっと地獄谷へ到着、なんとか営業時間にも間に合いそうです。
しかし‥‥
ここまで来てまさか! 肝心のサルがいないとの情報が‥
実は、遊歩道を歩いてくる途中で何組かの外国人観光客と出会ったのですが、一様に皆元気がなく、その時は「山歩きに疲れちゃったのかなぁ」と思っていたのですが、まさかの出来事にビックリです。
ここまで来たら直接自分の目で確かめたかったのですが、上写真の看板からさらに10分ほど階段を登り、橋を渡り‥とのこと。さすがに諦めました。
天然記念物 渋の地獄谷噴泉はなかなかの見応えでした。
そして、25分かけて歩いて来たということは、また25分かけて歩いて帰るということで‥
バスのところに戻ったころには喋る元気も‥
いつもはカメラを向けると100%カメラ目線の三浦さんでさえこんな感じですからね(笑)
後で宿の仲居さんに聞いた話ですと、やはり天然のサルなので毎日見れるとは限らないらしく、サルが山から下りてこないときには休園になることもあるそうです。その場合、近隣の温泉街には広報で放送されるそうですが、そんなことを知らない我々は‥
もし行かれる方は事前に宿に聞いてみるといいですよ。
一同かなりの落胆ぶりでしたが、何とか気を取り直し、いよいよ宿を目指し,再び国道292号線へ。そう言えばこの国道292号線、山を下りてくるまでは「志賀草津高原ルート」と言いますが、上林温泉を過ぎたあたりからは「オリンピック道路」に呼び名が変わるようです。
今宵の宿は1300年余の歴史があるといわれる渋温泉です。
これを見たメンバーはすっかりサルのことは忘れて‥(笑)
こちらが一晩御世話になる 湯本旅館さんです。
なんと築100年を超える老舗旅館です。
歴史の宿らしく、こちらもなかなかの佇まいです。
チェックインを済ませ?(チェックインと言う雰囲気ではないですが、旅館などの場合は何て?)浴衣に着替え、さっそく外湯巡りにいくことに。
外湯巡りを説明する前に、ここで登場人物何名かのご紹介と「斉藤ツーリスト」のご説明を
写真左より 岡崎さん・斉藤社長・経理でお世話になってます三浦さん・早川石油の部長でもある斉藤社長の奥様・当社 林専務・早川石油の太田君と写真を撮ってる私になります。若手数名はまだ部屋でまったりしてました。
そして、「斉藤ツーリスト」とは‥斉藤社長の奥様が代表?を務め、アシスタントの太田君、ドライバー役の岡崎さんが所属する年1回のこの旅行のため発足した、なんちゃって旅行代理店なのです(笑)
したがって、少々?どころかかなりの不手際があっても誰も文句が言えない(笑)ツアー会社なんです。でもホント細かいとこまで気を使っていただいてます。
続いて今度は外湯巡りについてのご説明を。渋温泉には一番から九番までの外湯(共同浴場)+二か所の足湯があり、別売りの手拭いに九か所のスタンプを押して巡ったら、最後に高台にある高薬師さんに詣でて満願成就。九(苦)労を流し、厄除け、不老長寿等の後利益があるそうです。
宿泊者は専用のカギを借りて無料で利用できます。
ちなみに二番 笹の湯・三番 綿の湯はこんな感じ。
こんな感じでお風呂も、そして物語も続きます(笑)ホントは2話完結で考えてたんですけど‥
社員旅行シーズンⅢ 最終回「渋の夜 そして・・」
‥ホントに次回で終わるかなぁ?(笑)