社員旅行「シーズンⅢ」 最終話

(注)前回の投稿の続きになりますので、初めて読まれる方は前々回の第1話よりお読みください。

前回は、外湯巡りが3番湯まで続いたところまでお伝えしました。
一~三番までのお風呂は思ったより小さく、斉藤社長と膝を突き合わせての入浴になりました。ちなみに撮影は太田君です。
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(注)湯船に手拭い等をつけるのはマナー違反だと承知していますが、急な撮影のため隠すものは隠さないといけなかったため、ご了承下さいね。

さて、この外湯巡り。ホントにいいお湯で、九番湯まで制覇するつもりでしたが、さすがに三番湯を上がったころにはすっかりのぼせてしまい、とりあえず部屋に戻って一休みすることに。
この頃にはすっかり日も暮れて
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石畳の温泉街がいい感じ。みんなで湯下駄を履いてカラン、コロン、不思議な懐かしさが‥
もちろん?お約束の射的場や無料の卓球場もありました(笑)

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通りのマンホールもこんな感じ。

部屋に戻ってしばらくすると、そろそろ夕食のお時間です。
夕食のメニューはこんな感じ。
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自分的には焼きおにぎりの雑炊が美味かった。

湯本旅館の女将さん
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写真は上手く撮れませんでしたが、いい意味で森三中の大島似の陽気で綺麗な女将さんでした。まだ40代だそうですよ。

料理のコースターには、一人一人に女将さんの手書きで
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こんなところもあったかいですよね。

最近では珍しくバイキング形式ではないので、自然と宴会モードへ
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都合で2年参加出来なかった石井君。すっかり弾けてます。それにしても後ろの時計ではもうすぐ20:00.朝の6:00から飲み始めすでに14時間、元気ですよね(笑)

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SPゲストの 阿◯ヶ谷姉妹?のミニライブも在り

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最後は全員で1本締め!大満足の宴でした。

と、公式の宴はここで終わりましたが、この後メンバーのうち何名かは夜更けの温泉街へ繰り出したそうです。自分は早く寝てしまったので‥
翌朝の盛り上がりがちょこっと羨ましかった‥‥老舗旅館の仲居さんがどうのこうの?とか(笑)

夜半から降り出したらしい雨の音で目覚めると、何やら隣の太田君がごそごそと。6:00になったので外湯巡りの続きに行ってくるとのこと。結局、九つ+二つの足湯をすべて回ったそうですよ。

朝、目覚めてからじっくりと部屋を見渡してみると随所に‥
湯本旅館 窓
このような窓、そしてカギ、ホントに見かけなくなりました。

他にも
湯本旅館 庇 湯本旅館 鏡台

庇は杉の皮を重ね張りしたものです。鏡台も今ではすっかり見かけなくなりました。

そして最後に朝食を
湯本旅館 朝食
普段はコーヒーにパン一個の朝食ですが、こういう時だけはしっかり食べます。

朝食を食べ終わるや否や、今日も朝一からすでに時間的に余裕がなく(笑)8:30には出発だそうです。
それにしてもこの渋温泉、駆け足で通り抜けるにはちょっともったいないぐらい、見どころ満載な街だったんです。
街の裏山にあるいくつかのお寺や神社を巡る後利益散歩道や酒蔵美術館など‥次回?はもう少しゆっくりしてみたいですよね(笑)

さてさて二日目最初の目的地は、長野と言えば‥の善光寺。自分を含め意外とみんな行ったことがないそうです。

渋温泉から善光寺に向かう国道18号線は「アップルライン」と呼ばれ道路の両脇には、もいで下さいと言わんばかりに赤く色付いたリンゴがこれでもかと‥
車窓から写真を撮ろうと思ったら、誰かが「せっかくだから止まろうよ!」と。じゃあ写真は後でいいやと思ったとたんにあれほどあったリンゴ園は影を潜め、バスは何事もなかったように長野市街へ入っていきました(笑)

間もなくバスは善光寺に。駐車場にバスを止め、いざ善光寺参りへ!と、その時一人の親父が近づいてきて、帰りに、あるお土産屋さんで買い物をしてくれれば善光寺の案内(ガイド)をしてくれるとのこと。もちろんお土産は買う予定なのでお願いすることに。ところが、この親父がなかなかの‥
善光寺3
写真中央の帽子をかぶったのがガイドの親父です。さすがにベテラン?のガイドらしく、随所にネタ?を交えて面白おかしく説明してくれるのはいいのだが、こちらが少しでもギャグを入れたりするととたんに不機嫌になるというわがままぶり(笑)それでも、細かな所まで丁寧に説明してくれたおかげで、この後貴重な経験が。

善光寺4
御開帳で話題になった 回向柱に寄り添い何を願うか?おなじみの3人衆。

善光寺1 善光寺2

続いては、山門についている「善光寺」の文字についての説明が。写真を撮っていたため、なにか大事なことを聞き逃したような?覚えているのは、文字の中にハトが何匹か隠れているとか、牛も隠れているとか?   そうそう、この善光寺と書かれた表札?でいいのかな、小さく見えますがなんと畳3枚分の大きさがあるそうな(驚)

そしていよいよ、内陣券を購入し本堂への参拝です。もちろん、内陣券を購入しなくても普通に本堂に参拝できるのですが、わざわざ券を購入したのはガイドの親父が教えてくれた「お戒壇めぐり」のため。
さてこの「お戒壇めぐり」とは‥
そもそも、善光寺のご本尊は秘仏とされているらしく、住職ですら見ることができないそうです。ご本尊の安置される瑠璃壇下の回廊中程にある「極楽の錠前」を触ることでご本尊と結縁できるらしいのですが‥この瑠璃壇下の回廊というのが、実は真っ暗なんです。言葉では表現できないほどの闇の中とでも言いましょうか、
ガイドの親父曰く、目の見えない怖さと、目が見える喜びを感じられるとか言ってましたが、ホントにその通りでした。
しかし‥扉があるわけでもないのに、階段を数段下りたとたんにあれほどの暗闇って?未だに不思議です。ぜひ、一度体験してみて下さい。

羽田1
善光寺参りを終え、「斉藤ツーリスト」さんより、どこかもう1か所の観光を提案されたのですが、意外にも羽田空港が多数を占めたため、最後の寄り道に。
羽田2

そして、旅の最後はバスをお借りした 館山市香にある「磯料理 多津味」さんでの打ち上げです。1泊2日での長野旅行。旅館の食事も軽井沢で食べた蕎麦もすごく美味かったけど、地元に帰ってきて食べた刺身が一番美味かったのは私だけでしょうか(笑)
最後には白浜まで送迎していただき、本当にお世話になりました。

「磯料理 多津味」 http://tatsumi-kou.com/

以上で 社員旅行シーズンⅢ 全3話は完結です。最後までご覧いただきありがとうございました。

社員旅行「シーズンⅢ」 第2話です。

(注)前回の投稿の続きになりますので、初めて読まれる方は前回の第1話よりお読みください。

予定していた観光名所をいくつか諦め、ひたすら地獄谷 野猿公苑を目指して日本国道最高地点を通過したところまでが前回のお話でした。

国道最高地点という道の割にはかなり低いガードレールに不安を覚えながらの山下り。景色を楽しむ余裕もなく、当然写真も‥‥

山を下り、地獄谷 野猿公苑に近づくと予定していた渋温泉側ではなく、手前の上林温泉側からも行けそうな案内が‥ 時間の心配があったのでとりあえず右折する。
結果はこれが大失敗!こちらは駐車場に入れない徒歩専用のルートだったんです。
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このような林道(ゆみち遊歩道と言うらしい)歩くこと25分
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やっと地獄谷へ到着、なんとか営業時間にも間に合いそうです。

しかし‥‥
ここまで来てまさか!  肝心のサルがいないとの情報が‥
実は、遊歩道を歩いてくる途中で何組かの外国人観光客と出会ったのですが、一様に皆元気がなく、その時は「山歩きに疲れちゃったのかなぁ」と思っていたのですが、まさかの出来事にビックリです。
ここまで来たら直接自分の目で確かめたかったのですが、上写真の看板からさらに10分ほど階段を登り、橋を渡り‥とのこと。さすがに諦めました。

でも
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天然記念物 渋の地獄谷噴泉はなかなかの見応えでした。

そして、25分かけて歩いて来たということは、また25分かけて歩いて帰るということで‥
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バスのところに戻ったころには喋る元気も‥
いつもはカメラを向けると100%カメラ目線の三浦さんでさえこんな感じですからね(笑)

後で宿の仲居さんに聞いた話ですと、やはり天然のサルなので毎日見れるとは限らないらしく、サルが山から下りてこないときには休園になることもあるそうです。その場合、近隣の温泉街には広報で放送されるそうですが、そんなことを知らない我々は‥
もし行かれる方は事前に宿に聞いてみるといいですよ。

一同かなりの落胆ぶりでしたが、何とか気を取り直し、いよいよ宿を目指し,再び国道292号線へ。そう言えばこの国道292号線、山を下りてくるまでは「志賀草津高原ルート」と言いますが、上林温泉を過ぎたあたりからは「オリンピック道路」に呼び名が変わるようです。

今宵の宿は1300年余の歴史があるといわれる渋温泉です。

地獄谷から続く横湯川がいい感じの温泉街です。
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駐車場についたとたんに宿の源泉がお出迎えです。
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これを見たメンバーはすっかりサルのことは忘れて‥(笑)

こちらが一晩御世話になる 湯本旅館さんです。
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なんと築100年を超える老舗旅館です。

通りの向かいには有名な老舗旅館「金具屋」も
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歴史の宿らしく、こちらもなかなかの佇まいです。

チェックインを済ませ?(チェックインと言う雰囲気ではないですが、旅館などの場合は何て?)浴衣に着替え、さっそく外湯巡りにいくことに。
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外湯巡りを説明する前に、ここで登場人物何名かのご紹介と「斉藤ツーリスト」のご説明を
写真左より 岡崎さん・斉藤社長・経理でお世話になってます三浦さん・早川石油の部長でもある斉藤社長の奥様・当社 林専務・早川石油の太田君と写真を撮ってる私になります。若手数名はまだ部屋でまったりしてました。
そして、「斉藤ツーリスト」とは‥斉藤社長の奥様が代表?を務め、アシスタントの太田君、ドライバー役の岡崎さんが所属する年1回のこの旅行のため発足した、なんちゃって旅行代理店なのです(笑)
したがって、少々?どころかかなりの不手際があっても誰も文句が言えない(笑)ツアー会社なんです。でもホント細かいとこまで気を使っていただいてます。

続いて今度は外湯巡りについてのご説明を。渋温泉には一番から九番までの外湯(共同浴場)+二か所の足湯があり、別売りの手拭いに九か所のスタンプを押して巡ったら、最後に高台にある高薬師さんに詣でて満願成就。九(苦)労を流し、厄除け、不老長寿等の後利益があるそうです。
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宿泊者は専用のカギを借りて無料で利用できます。

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ちなみに二番 笹の湯・三番 綿の湯はこんな感じ。
こんな感じでお風呂も、そして物語も続きます(笑)ホントは2話完結で考えてたんですけど‥

社員旅行シーズンⅢ 最終回「渋の夜 そして・・」

‥ホントに次回で終わるかなぁ?(笑)